ANAマイルを貯めている方は、SKYコインの貯め方や使い方についても気になっているのではないでしょうか。
筆者もその一人です。
ANA SKYコインは、ANA日本国内線やANA国際線航空券、旅行商品などの支払いに利用できる電子クーポンです。
使い方さえ理解していれば、きっとお得に旅ができます。
筆者も初心者ですが、この記事ではANA SKYコインの特徴、貯め方、お得な使い方などを解説していきたいと思います。
参考になると幸いです。
ANA SKYコインの基本情報
冒頭でもお伝えしましたが、ANA SKYコインは、ANA日本国内線やANA国際線航空券、旅行商品などの支払いに利用できる電子クーポンです。
以下、ANA SKYコインの主な特徴になります。
◆ANAマイルから交換することができる
◆1マイル=1スカイコイン(1円相当)と交換が可能
◆10コイン単位(10円分相当)で利用できる
◆航空券や旅行商品の支払いに利用できる
ANAマイルとの違い
マイルと何が違うのか・・・と思う方もいるでしょう。
マイルとは航空会社のポイントプログラムで貯まるポイントのことです。
以下、ANAマイルの主な特徴になります。
◆ANAの特典航空券に利用できる
◆アップグレード特典に使うことができる
◆利用までに一定数のマイルが必要
◆1マイル2円〜20円程度の価値がある
◆ANA SKYコインに交換できる
◆他社ポイントや電子マネーに交換できる
ざっくり言うとマイル=ポイント、ANA SKYコイン=現金というイメージです。
ANA SKYコインの使い道は!?
ANA SKYコインの使い道は以下の通りです。
◆国内線航空券
◆国際線航空券
◆国内旅行ツアー(ANAトラベラーズ ダイナミックパッケージ)
◆国際旅行ツアー(ANAトラベラーズ)
※アシアナ航空やユナイテッド航空など他社便では利用できないので注意してください。
以上のように、航空券の支払いに充当することができます。
マイルを使用する特典航空券と違い、空席さえあれば航空券の予約はできるので使いやすいと思います。
ただし、ホテルの宿泊、レンタカーだけといった使い方はできないので注意してください。
※プレミアムポイントは搭乗時、マイルとは別に積算されるポイントで条件をクリアすると翌年度の会員ステータスが決まります。
ANA SKYコインの利用対象者
ANA SKYコインは利用対象者が設定されています。
ANA SKYコインをシェアできるのは家族間だけということになります。
また、利用の際は、事前に特典利用者登録の手続きが必要です。
ANA SKYコインの有効期限
ポイントやマイル同様、ANA SKYコインにも有効期限があります。
有効期限は1年と思っていただいていいでしょう。
マイルの有効期限3年と違って短いので交換の際は、タイミングを見極めておきましょう。
ANA SKYコインの払戻
ANA SKYコインで購入した予約のキャンセル時、取消手数料を差し引いたがANA SKYコインで返金されます。
例)2023年7月(10,000円分)と2023年11月(10,000円分)が有効期限のANA SKYコインを使用して20,000円の航空券を購入
・2023年8月某日に航空券を取消
・取消手数料が5,000円
→払戻額:ANA SKYコイン10,000円分
取消手数料の5,000円を差し引いた15,000円ではありません。
残りの5,000円分のANA SKYコインも2023年7月で有効期限が切れているので返金されません。
ANA SKYコインの貯め方
次に、ANA SKYコインの貯め方について解説していきます。
ANAマイルからの交換
以下、ANAマイルをANA SKYコインに交換する場合のレート表です。
会員ステータス/ANAカードの種類 | ANAダイヤモンドサービスメンバー ANAプラチナサービスメンバー ANAブロンズサービスメンバー | ANAスーパーフライヤーズカード ANAカードプレミアム ANAゴールドカード | ANAカード(ワイド/一般) AMCモバイルプラス会員 | ANAマイレージクラブカード |
---|---|---|---|---|
交換マイル数 | 交換後コイン数 | |||
1〜9,999マイル | 1〜9,999コイン(1倍) | |||
10,000マイル | 13,000コイン(1.3倍) | 12,000コイン(1.2倍) | ||
20,000マイル | 28,000コイン(1.4倍) | 26,000コイン(1.3倍) | 24,000コイン(1.2倍) | |
30,000マイル | 45,000コイン(1.5倍) | 42,000コイン(1.4倍) | 36,000コイン(1.2倍) | |
40,000マイル | 64,000コイン(1.6倍) | 60,000コイン(1.5倍) | 48,000コイン(1.2倍) | |
50,000マイル〜200,000マイル | 85,000コイン〜340,000コイン(1.7倍) | 80,000コイン〜320,000コイン(1.6倍) | 75,000コイン〜300,000コイン(1.5倍) | 60,000コイン〜240,000コイン(1.2倍) |
交換レートは、1.0倍~1.7倍になります。
交換マイル数、ANAの会員ステータス、ANAカードのランクによって変わります。
・交換レートの1.7倍を目指すためには、ANAの上級会員であることが必須
・ANAカード(一般・ワイド)等の発行でも1.5倍なのでそこまで悪くない
出張や旅行の機会が多い方は、上級会員になるチャンスがあると思います。
しかし、そういった機会がないと難しいためANAカード(一般・ワイド)を持っておくといいでしょう。
実際、ANAマイレージクラブ会員であれば、交換可能ですが交換レートがよくありません。
他社ポイントから交換
他社ポイントからの交換も可能で以下、一覧になります。
提携ポイント | 交換レート |
永久不滅ポイント | 1ポイント→4.5コイン |
フォートラベル | 500ポイント→50コイン |
アプラスとっておきプレゼント | 1ポイント→5コイン |
エポスポイント | 1ポイント→1コイン |
nanacoポイント | 500ポイント→500コイン |
Oki Dokiポイント | 1ポイント→3コイン |
ダイナースクラブ リワードポイント | ANAダイナース 1,000ポイント→1,200コイン 上記以外 1,000ポイント→400コイン |
Gポイント | 1Gポイント→1コイン |
PeX | 1,000ポイント→100コイン |
ネットマイル | 1000mile→500コイン |
ラブリィポイント(JACCS) | 3,000ポイント→3,000コイン |
ベネポ | 500ポイント→500コイン |
ライフカード | 200ポイント→900コイン |
アメリカン・エキスプレス メンバーシップ・リワード | ANAアメックス、アメックススカイトラベラー メンバーシップリワードプラス会員 1,000ポイント→1,000コイン 上記以外のカード会員 3,000ポイント→1,000コイン |
ポイント適用は最短で即時か最長2日程度で交換できます。
直近でANAスカイコインが必要となる場合も対応しやすいので有り難いですね。
ANAスカイ ガッチャモールで貯める
空港のお店やドラッグストア、飲食店等の店でガッチャを回すとお得なクーポン券や無料券・割引券、ANA SKYコインが無料でもらえるサービスです。
アプリ限定のANA SKYコインのガッチャは一日一回チャレンジできます。
獲得できるスカイコインの枚数は少ないですが、コツコツとスカイコインを貯めていくことができます。
遊び感覚でできると思うのでぜひ一度、試してみてください。
なお、サービスの利用には、ANAマイレージクラブアプリが必要となります。
使い方次第でお得になる!
上述の通り、ANA SKYコインは1コイン=1円相当になります。
また、交換レートはANAの上級会員+特定のANAカード保有で1.7倍になります。
ただ、少しハードルが高いと感じる方もいるでしょう。
ANAカード(一般・ワイド)等の発行でも1.5倍なのでそれでもお得になる例を以下、紹介します!
国内線 大阪-那覇線利用
最安値で1万円以下で購入できる場合があります。
過去に片道9,480円という日があったのでその例を紹介します。
【大阪-那覇線 片道9,480円】
◆特典航空券・・・片道9,000マイル(レギュラーシーズン)
◆ANA SKYコイン・・・9,480コイン
【ANAカード(一般・ワイド)保有&1.5倍の交換レートで交換済み】
9,000マイル・・・1.5倍で13,500コイン
13,500コイン ー 9,480コイン(航空券代) = 実質6,320マイルで購入!
※9,480コイン ÷ 1.5 =6,320
9,000マイル ー 6,320マイル = 2,680マイルお得に購入できた計算になります!
さらに、ANA SKYコインで航空券を購入した場合、フライトマイルも貯まります。
【ANAカード(一般・ワイド)】
大阪-那覇線・・・片道609マイル貯まります(含むボーナスマイル)
2,680マイル + 609マイル = 3,289マイルを得した計算になります!
【ANAカード(ワイドゴールド)】
大阪-那覇線・・・片道692マイル貯まります(含むボーナスマイル)
2,680マイル + 692マイル = 3,372マイルを得した計算になります!
仮に、1万円以下の航空券が購入できなかったとしても13,500コイン(円)以内で購入できれば、お得ということになります。
国際線 成田-ホノルル線利用
国際線は以下の例で紹介していきます。
【図1】
【図2】
【成田-ホノルル線 往復122,240円】
◆特典航空券・・・往復43,000マイル+税金等諸税50,610円(ハイシーズン)
◆ANA SKYコイン・・・64,500コイン(43,000マイルを1.5倍の交換レートで交換)
122,240円 ー 64,500コイン = 差額57,740円を別の支払い手段で支払い
つまり、43,000マイル+57,740円で航空券を購入したことになります。
特典航空券は、往復43,000マイル+税金等諸税50,610円 = 7,130円多く支払う(ANA SKYコイン利用)。
ただし、国内線の例でも紹介したようにANA SKYコインを利用した場合、フライトマイルが貯まります!
以下、紹介した運賃でのフライトマイルの積算シミュレーションになります。
【ANAカード(一般・ワイド)】
成田-ホノルル線・・・往復2,526マイル貯まります(含むボーナスマイル)
【ANAカード(ワイドゴールド)】
成田-ホノルル線・・・往復2,872マイル貯まります(含むボーナスマイル)
以上のように、金額面だけを見れば、ANA SKYコインを利用する方が7,130円多く支払っていることになります。
ただし、マイル積算があるため実質、特典航空券よりお得になる場合があります。
特典航空券満席=諦めるというわけではなく、ANA SKYコインの利用も検討することをおすすめします。
今回、エコノミークラスの例で紹介してきました。
ビジネスクラス、ファーストクラスでは「金額高い」、「特典航空券の必要マイル数が少ない」ということもあり、この方法が当てはまりません。
まとめ:ANA SKYコインの使い道は・貯め方
ANA SKYコインは、ANA日本国内線やANA国際線航空券、旅行商品などの支払いに利用できる電子クーポンです。
以下、ANA SKYコインの主な特徴になります。
◆ANAマイルから交換することができる
◆1マイル=1スカイコイン(1円相当)と交換が可能
◆10コイン単位(10円分相当)で利用できる
◆航空券や旅行商品の支払いに利用できる
また、使い方次第ではお得に利用できます!
特典航空券を申し込む際、特典航空券よりも安く済む場合があることを踏まえるとANA SKYコインの価値は十分にあると思います。
最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。
参考になれば幸いです。
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